「LINEの配信もやりたいし、SNSも定期的に更新したい」
「ホームページやチラシも手直ししたいのに、今日も何ひとつ手がつけられなかった……」
小さなお店や地域で会社を営んでいると、
そんな焦りやもどかしさを抱える日があるのではないでしょうか。
周りを見渡せば、毎日きれいにSNSを更新しているお店や、
立派なパンフレットを作っている会社が目に入ります。
「それに比べて、うちは全然進んでいないな……」
「自分の要領が悪いのかな……」
と、自分を責めてしまいそうになるかもしれません。
でも、どうか落ち込まないでください。
外から見れば立派で完璧に見える会社でも、
実はまったく同じ悩みを抱えています。
完璧に見える会社でも、社内では同じ悩みを抱えている
先日、地方のある会社さんへお邪魔したときのことでした。
その会社さんは、
外から見ると本当に素晴らしいマーケティングの仕組みを作られていました。
チラシやSNSからホームページへ人を呼び、
専用のページから資料請求を受け付け、個別相談へつなげる。
一貫した流れが綺麗に整っていて、
地方では滅多に見られないほど優秀な会社さんです。
外に出ている情報を見る限り、
私のような外部の人間が口を挟む余地なんてどこにもないように見えました。
でも、担当の上司の方に率直に聞いてみたのです。
「外に出ている仕組みを拝見すると、
本当に隙がなくて完璧に見えます。
でも、実際のところ……すべてうまく回っていますか?
ここは直したいというところはありませんか?」
すると、返ってきたのは、
「……正直に言っていいですか。全部です」
という、深いため息まじりの本音でした。
丸投げで言ったのではありません。
「どの施策も100点にはほど遠いし、70点にも届いていないんです」
と、悔しそうにお話ししてくださいました。
LINEの公式アカウントは作ったけれど、
お客さんの悩みに合わせた配信まで手が回らない。
ホームページも直したいけれど、日々の業務に追われて後回しになっている。
仕組みがしっかりしている会社ですら、
「やりたいのに手が回らない」という同じ壁にぶつかっていました。
販促が止まるのは、「わかる人」に仕事が集まるから
では、なぜやるべきことがわかっているのに、
販促が止まってしまうのでしょうか。
今回お話を聞いた会社では、
その理由がはっきりしていました。
マーケティングの全体像を理解している担当者の方が、
新規事業の立ち上げや他の仕事まで抱えていたのです。
「これを改善したほうがいい」と気づくのも、その人。
「どう改善するか」を考えるのも、その人。
実際に手を動かしたり、誰かに指示を出したりするのも、その人。
つまり、「わかる人」に仕事が集まっていました。
これは、小さなお店でも起こりやすいことだと思います。
接客をする。
仕入れをする。
スタッフのことを見る。
経理や雑務をする。
そのうえで、
「そろそろLINEも送らないと」
「Instagramも更新しないと」
「チラシも作り直したい」
と考える。
やりたいことはわかっているのに、手が動かない。
それなら、さらに新しい販促を増やす前に考えたいことがあります。
「いまやっていることを、1つ減らせないだろうか?」
ということです。
新しいことを始める前に、まず「1つやめてみる」
もし今、「やりたい販促が進まない」と立ち止まっているなら、
「もっと頑張って新しいことを始めよう」
とするのを、一度お休みしてみてください。
大切なのは、新しい作業を足すことではなく、まず「引き算」をすることです。
たとえば、その会社さんにはこんなご提案をしました。
「いま配られている新聞折込チラシのエリアを、一度見直してみませんか?」
過去の慣習でなんとなく全域に配っていたチラシのエリアを精査し、
反応の薄い地域を思い切って削る。
そうすると、無駄な印刷代や配布費用が浮きます。
そして、その浮いた予算を使って、
手間のかかるルーティン作業を外部にお願いする。
そうすれば、会社全体の持ち出し費用を増やすことなく、
担当者の方の「手」を空けることができます。
「手が空いて初めて、止まっていたLINEの改善や
ホームページの見直しに手をつけられますよね。
私たちが最初にお手伝いしたいのは、そのための時間作りです」
そうお伝えしたところ、担当者の方は大きく頷いてくださいました。
小さなお店でも、まったく同じです。
反応の落ちてきたチラシを、思い切って半分に減らしてみる。
毎日更新しようとして息切れしていたSNSを、週2回に絞ってみる。
なんとなく習慣で続けていた作業を、1つ手放してみる。
そうやって作った「小さな余白」があって初めて、
本当に大切なお客さまに向けた案内や、
やりたかった仕組み作りに取り組めるようになります。
小さな余白から、お店の商売を整えていく
商売を伸ばすための販促は、
あれもこれも全部完璧にこなすことではありません。
まずは、パンクしそうな自分の手を少しだけ楽にしてあげること。
無駄な作業を削り、生まれた小さな時間で、
目の前の大切なお客さまに届く言葉を一つだけ考えること。
そうして余白を作ることが、
止まっていた販促を見直す最初の一歩になるのだと思います。
あなたのお店で、いま「本当はやりたいのに手が回っていない販促」や、
「なんとなく続けてしまっている作業」はありますか?
もしよかったら、このメールへの返信で一行だけ教えてください。
私も楽しみに読ませていただきます🌸
次回以降の記事で、小さく試せる一歩を一緒に整理していきます。
今日も、目の前のお客さまとの関係を少しずつ育てていきましょう。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました🌸







